物語は「味わい」と共に。

レストラン、食堂、カフェなどが舞台の、"味わいながら楽しむ"10冊をご案内。

居酒屋「一服亭」の四季

東川 篤哉 箸/講談社

1,705円

・猟奇的な犯罪を、人見知りかつ毒舌な女将の”料理”が解き明かす。「謎解きはディナーの後で」シリーズの作者、東川篤哉の手による、「一服亭」の美人女将が繰り広げる「料理的推理」ミステリー。

月曜日の抹茶カフェ

青山 美智子 箸/宝島社

1,500円

・週に一度開かれる「抹茶カフェ」。そこでは今日も、様々な人間模様を重ねながら「特別な時間」が過ぎてゆく。12作の短編が、12か月の連作となり、心を癒すストーリーを紡ぎだす。

相続レストラン

城山 真一 箸/KADOKAWA

704円

・ご当地、金沢ひがし茶屋街のレストランにて繰り広げられる、「相続ミステリー」。元・税理士のウェイターが、レストランの客が抱える、遺産相続にまつわるトラブルの糸を、おいしく丸く収めていく。

黒後家蜘蛛の会

アイザック・アシモフ 著 池 央耿 訳/東京創元社

968円 第1巻

・ひと月に一度、”黒後家蜘蛛の会”の会員が集まり、「ミラノ・レストラン」で開催される晩餐会。その会ではいつも、会員たちの間で、不思議な”謎解き”が始まる。そしていつも、その謎を解き明かすのは、傍らにいる・・・”彼”である。

八朔の雪 みをつくし料理帖

高田 郁 箸/角川春樹事務所

607円

・とある災難により、大阪から江戸へやってきた女料理人の澪(みを)。上方との違いに四苦八苦しながら、天性の味覚を武器に、料理道にまい進する彼女と、それを取り巻く人々の人情が織りなす、連作時代小説。巻末の「みをつくし献立貼」も必見。

注文の多い料理店

宮沢賢治 作 スケラッコ 絵/ポプラ社

715円

・ご存知、宮沢賢治の手による、なかなか料理にありつけない「料理店」が舞台の童話。誰もが知っているその筋書きを、新進気鋭のイラストレーターであるスケラッコ氏が、楽しげな挿絵で鮮やかに表現する。

古生物食堂

土屋 健 著 黒丸 絵/技術評論社

2178円

・「アノマロカリス」って、食べられるの!? 誰もがそう思うであろう、「古生物」を食材にした食堂がオープンしてしまった。「味」という側面から、科学的な裏付けと共に、古生物たちに焦点を当てる、まさに「珍味」というべき1冊。

ダンジョン飯

九井 諒子 箸/KADOKAWA

682円 第1巻

・「モンスター」って、食べられるの!? 誰もがそう思うであろう、「グルメな冒険」が始まってしまった。金も食料も失ったパーティーが、ダンジョンに取り残された仲間を救うため、モンスターを食材にしながらダンジョンを突き進む!

孤独のグルメ

久住 昌之 原作 谷口 ジロー 作画/扶桑社

770円 第1巻

・「こういうのでいいんだよ」・・・とある輸入雑貨商の男が、ひと仕事を終えた後の空腹を満たすべく、大衆食堂を訪ね歩き、そして食す。ただただ孤独に優雅に、食事を楽しむ男の、”グルメ・ドキュメンタリー”。

レストランの誕生 パリと現代グルメ文化

レベッカ・L・スパング 著 小林 正巳 訳/筑摩書房

2090円

・日々、美食家たちの舌を愉しませている「レストラン」。では、その始まりはいつだったのか? 舞台は、フランス革命期のパリに遡る。「食堂」はもともと存在したが、現在のような個別オーダー形式の料理店は、実は「滋養のスープ」から始まったものだった!

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