世界のバスケットボールの最高峰であるNBA、そこは平均身長200cmの怪物たちがその規格外のフィジカルでぶつかり合う異次元のスポーツ。小さいがテクニックやシュート能力があるとされる選手でさえ190cm台の世界であり、「神様」マイケル・ジョーダンや名門レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントが身長198cmと、フィジカルがある前提でテクニックやスピードが求められ、低身長の選手、特に日本人選手はそこで跳ね返されてきた歴史がある。しかし、そのNBAの常識に真っ向からぶつかり、シーズンMVPを歴代受賞者最低身長で獲得したのが、この自伝の著者であるアレン・アイバーソンである。

自身より大きい数多のディフェンダーたちを腰砕けにする圧倒的なドリブルと爆発的な得点能力でカリスマ的人気を誇った彼はプレースタイルのみならず、コート内外でのファッションやライフスタイルはその後のNBAプレイヤーたちに大いに影響を与え、NBAの規則すら変えた彼のアイデンティティはどう形成されたのか、本人が自ら明かす初の回顧録。

アレン・アイバーソン自伝 THE ANSWER
アレン・アイバーソン/著 岩崎晋也/訳
東洋館出版社
2,970円(税込)円(税込)