もし、今の便利な暮らしが全部なくなって、日本が3つの国に分かれてしまったら...。そんな「もしも」の未来を舞台にしたのが、今、アニメでも盛り上がっている漫画『日本三國』です。

 

物語の舞台は、戦争や疫病で文明が崩壊してしまった100年後の日本。
スマホもネットも消えて、街の様子は明治時代くらいまで退行しています。かつて私たちが歩いた場所が、今は「大和」「武凰」「聖夷」という3つの国に分かれて、日々バチバチに争っています。

 

主人公の三角青輝は、15歳の地方役人。剣術が強いわけでも、超能力があるわけでもありません。 彼の唯一にして最強の武器は、圧倒的なしゃべりの上手さと頭の回転。 力こそが正義である乱世において、彼は言葉一つで相手を論破し、味方に引き入れ、状況をひっくり返してしまいます。愛する人を奪った理不尽な時代を、彼は日本をもう一度つなぎ合わせるという大きな夢で変えようとします。

 

「政治とか難しそう...」と思うかもしれませんが、心配いりません。
濃いキャラクターたちが、信念と命をかけて言葉をぶつけ合うシーンは、スポーツ漫画のような熱さがあります。

 

2026年の今、一番「言葉の力」を感じさせてくれるこの作品。青輝がどんな知略で日本を一つにまとめていくのか、その道のりを追いかけてみませんか?

日本三國  1
松木いっか/著
小学館
770円