新型コロナウイルスの影響で中断していた

NHK大河ドラマ『麒麟が来る』の放送が、ようやく再開しました。

 

番組が中断した6月、

劇中では織田信長が桶狭間で今川義元を打ち取り、

歴史の表舞台に躍り出る一方、

明智光秀は道三亡き後の美濃を脱出し、

越前で雌伏の時を過ごしていました。

 

ドラマで描かれている光秀の人物像は、

真面目で義理堅く、公明正大で素朴な人柄。

謀反を起こす奸臣とはかけ離れたものです。

 

この後、光秀に何があって本能寺の変を起こすに至るのか。

 

そもそも番組の開始も予定より遅れた経緯があり、

今回の中断でストーリーにどのような影響があるのか、

視聴者としては心配です。

 

そこでご紹介したいのが、

『本能寺の変431年目の真実』です。

『信長を殺した男』というコミックにもなっていますね。

 

光秀が本能寺の変をおこした動機についてはいくつかの定説がありますが、

それらすべてを覆し科学的に真相に迫った本書では、

謀反の動機のみならず、真に本能寺の変を企てた黒幕を明らかにしていきます。

 

もちろん、本書の内容も数多ある説のひとつに過ぎませんが、

放送回数が少なくなってしまった大河ドラマの副読本として、

いかがでしょうか。

 

本能寺の変431年目の真実
明智 憲三郎/著
河出書房新社
869円(税込)