アメリカ南北戦争を舞台に、奴隷少女の逃亡劇を描いた作品。

 

「Underground Railroad」のタイトルは、

当時奴隷の逃亡を助けていたという地下組織の名から。

作中では組織ではなく本物の地下鉄道として設定されているなど、

あくまでフィクションの南北戦争ではありますが、

だからこそ現代にも通用する普遍性が生まれています。

 

重いテーマではありますが、一読の価値あり。

地下鉄道
コルソン・ホワイトヘッド/著 谷崎由依/訳
早川書房
2,530円(税込)