京都でテーラーを営む曽根は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。

テープに録音されていた幼い自分の声は、31年前の未解決事件で恐喝に使われた音声と、全く同じものだった――。

 

昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」を題材にした長編ミステリ。

事件を追う若手記者と犯人の子供、二人の視点で展開する物語は、フィクションとノンフィクションとが違和感なく融合されており、事件の真相もそうだったかもしれない、と思わせる力作です。

罪の声
塩田 武士
講談社
1,782円(税込)