情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう急速な変化に対して、多くの人々がかつてないほどの孤立感にさいなまれている。格差は広がり、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、宗教にも逃げ込めない人はどうしたらいいのだろうか。

 悩みのつきない現代社会で生き方について、本書では現代と同じくらいに、あるいは現代以上に急速な変化をともなった戦前・戦中を生きた夏目漱石とマックス・ウェーバーのをヒントに真の強さを掴み取る生き方を提唱している。生真面目で不器用な人間の可能性とは?

悩む力
姜尚中/著
集英社
734円(税込)